日常

2020年12月16日。箱根駅伝に向けての最終合宿を終え、青山学院大の主将、神林勇太の身体は悲鳴を上げていた。仙骨が折れていた。「神林には10区を走ってもらいたい。棄権してしまっても構わない」。原監督は泣いていたという。

菅首相は4日、首相官邸で年頭の記者会見に臨み、深刻化する新型コロナウイルスの感染状況を受けた今後の対応について説明する。緊急事態宣言に関しては、1都3県に求めた飲食店への営業時間短縮要請の強化を踏まえて、判断するとみられる。

4日の朝は、厳しい寒さが続く見込み。仕事始めの人は万全な寒さ対策が必要という。冬型の気圧配置は次第に緩むものの、寒気の影響で東北の日本海側や北陸を中心に局地的に大雪となる恐れがあるため、引き続き交通への影響や雪崩に注意を。

韓国の世論調査会社、リアルメーターが3日に発表した文在寅大統領の支持率は34.1%、不支持率は61.7%に上った。文大統領の不支持率が60%を超えるのは初めて。支持率も就任後最低を更新した。

インドの薬品規制当局は3日、同国で開発された初の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認した。インドでは、米国に次ぎ世界で2番目に多い累計1000万人超がコロナに感染し、15万人近くが死亡。

3日午後1時25分ごろ、新潟県柏崎市内の住宅から「息子が除雪機に挟み込まれてけがを負った」という通報が県警柏崎署にあった。けがをした男児（9）は意識不明の状態で市内の病院に救急搬送されたが、その後、死亡が確認された。

東京電力福島第1原発の敷地内にたまる処理済み汚染水の処分について、朝日新聞社の世論調査では、政府が検討する海洋への放出には「賛成」は32%にとどまり、「反対」が55%だった。水産物への風評被害の不安は、8割以上が「感じる」と答えた。

バドミントン男子シングルス世界ランキング1位で東京五輪出場を確実にしている桃田賢斗が3日、タイ遠征に出発する成田空港で受けた新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応が出たことが分かった。日本協会は選手団の派遣中止を決定。

箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟はレース後、往路と復路を合わせた沿道の観戦者数を大会本部の調べで約18万人と発表した。昨年大会の121万人に比べ、約85%減。学連会長は「呼びかけにご理解いただいた結果。ご協力に深く感謝」。

菅首相はラジオ番組で、新型コロナウイルス対応に関し「本当に国民には大変、不自由な思いをさせている」と陳謝した。1都3県の知事は、政府に緊急事態宣言を要請したが、政府側は宣言の効果を疑問視し、特措法の改正を優先させる考え。