日常

鹿児島県内の消防によると、10日午前8時現在、大雨の影響で、出水市などで住宅が床上、床下浸水している。伊佐市とさつま町では、冠水で住宅に取り残された住民もおり、消防隊員が合わせて10人以上をボートで救助した。

国交省と気象庁の記者会見を中継。大雨特別警報と河川の今後の見通しについて説明する。鹿児島県薩摩地方、宮崎県、熊本県の一部で「これまでに経験がないような大雨になっている」として、大雨特別警報を発表。

大雨の影響で薩摩地方の各地で被害が出ている。薩摩川内市では、城上町と西方町で道路脇のがけが崩れて土砂が流れ込み、現場周辺は片側交互通行となっている。出水市では、大川内青椎の国道447号で土砂崩れが発生し、周辺が通行止めに。

川内川河川事務所によると、伊佐市を流れる川内川では川の水位が急激に上昇し、堤防が設計上耐えられる最大の水位「計画高水位」を超えたという。水位が高い状態が続くおそれがあり、自治体からの避難情報に注意するよう呼びかけている。

大雨特別警報が発表され、緊急安全確保が出されている鹿児島県薩摩川内市で川が氾濫している様子が撮影された。両岸がコンクリートに囲まれた小さな都市河川だが、橋の先のあたりで氾濫し、周辺の住宅や駐車場などの広範囲が冠水している。

東京五輪・パラリンピック組織委員会は10日、五輪の観客上限制限に伴うチケットの再抽選結果を公表した。宮城県のサッカーと福島県でのソフトボールと野球のうち、チケット購入者が観客上限を超えている計4セッションだけが対象。

政府は、海外渡航者の利便性向上のために導入準備を進めている新型コロナウイルスのワクチン接種証明書について、国内の商業施設などでの利用を想定した運用指針を作成する方針を固めた。

気象庁は午前7時半過ぎ、鹿児島県では線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表した。鹿児島県にこの情報が発表されるのは、きょう2回目となる。

川内川河川事務所によると、伊佐市を流れる川内川支流の「羽月川」で川の水位が急激に上昇し、堤防が設計上耐えられる最大の水位「計画高水位」を超えたという。

10日も梅雨前線はほとんど停滞したままで、活動は非常に活発になっている。鹿児島、宮崎、熊本の3県に相次いで「大雨特別警報」が発表されている。大雨による災害の発生に最大級の警戒が必要。