日ソのスパイ戦 178時間の証言

「極東のパリ」。中国東北部の街ハルビンは、そう呼ばれていた。この街は、日本の関東軍が指揮するハルビン特務機関とソ連当局とのスパイ戦の最前線だった。米国に残された証言録音から、激しいせめぎ合いの一端が浮かび上がった。